独立開業するための融資、どこから受けるのが最善か考えよう
今まで学んだノウハウを活かして、ついに独立開業!意気込みは大したものなのですが、現実はそう甘くはありません。一番苦労するのが独立開業のための資金です。自己資金では話にならず、結局頼れるものと言ったらどこかの金融業者の融資しかありません。でも消費者金融の融資というのは何となく怖い感じがしますし、金利も安くはありません。万が一のことを考えるとちょっと尻込みしたくなるのも分かります。融資を受けるには貸し手側への要求もあるんですよね。
それだったら政府系の金融会社に融資を求めるのが一番安全でしょう。政府系の金融業者では、例えば日本政策金融公庫があります。旧国民生活金融公庫です。この政府系の金融業者は様々な融資をサービスしているんです。いろいろある融資種類の中に新規開業者の為のローンもあります。ほとんどの業種の方が利用できる新規事業資金の他に、女性、若者/シニア起業家資金というものもあります。廃業履歴のある方の為の融資、再チャレンジ支援融資というものあるんです。とにかくいろいろな種類の融資があるので、自分の開業する職種や状況に応じた融資を申し込むことが可能でしょう。
融資制度に関する問い合わせまたは申し込む場合、電話か窓口で相談に乗ってくれます。しかし支店窓口での相談の場合、創業計画書を一緒に持って行くと話が早く、より具体的な相談が可能になります。融資までの時間が短縮されるかもしれません。またHPからも申し込みは可能です。
ただ申し込みに関しては色々な方法でできるのですが、その後は面談が必ずあります。面談では事業計画について話す必要があります。また事業計画書や資産・負債に関わる書類の準備が必要です。店舗や工場への訪問もあります。そうした全体的な面を考慮し融資判断が下されます。しかしその審査が通ると融資決定、契約を結ぶことができるので、それら手順をしっかり踏む必要があるのは言うまでもありません。
この政府系公庫でしたら、やはり安心して融資を受けられるでしょう。ちなみに融資限度はなんと7200万円となっています(うち運転資金4800万円以内)。かなり高額の融資が可能ですから、これからの独立開業にも大きな希望の光が指すのではないでしょうか。これからの開業と融資先を真剣に検討することにしましょう。